最近、細々とダイエットをしております。
そもそもの始まりは夏になる前あたりからの極度の運動不足。
本格的な夏になる前からお天気悪かったですよね。
真夏になってからは暑すぎるし、外に出なくなるじゃないですか。
当院は商店街のど真ん中にあるために、近くのスーパーまでは徒歩3分もかかりません。それなのに雨が降れば買い物にもいかない。ほぼ引き篭もりです。
あまりの運動不足で廃用症候群(寝たきりのお年寄りなどにみられる症状)にでもなりそう。このままではまずい。何か運動を始めなければ。
10年位前には、週に4日位ジョギングをしていたんです。1年間ぐらい続けましたが、ヘルニアが出てしまい…。それからは習慣だった有栖川公園の散歩さえもしなくなっていました。
頑張っていた一時期、多少は引っ込んだお腹も、今はまたぷよんぷよんに。
そこで、今流行のプランク(肘をついた腕立てのような姿勢をキープ)をやろう!と決意。
ダイエットのために行ったのはYouTubeの動画でプランクと下半身やせ運動
YouTubeで動画を探し、bi-lifeさんの動画がとても分かり易かったので、それに合わせて実践するようになりました。
はじめはこんなん絶対無理!と思っていた運動が、1週間、2週間、そして1ヵ月と続けるうちに、まぁ何とかやりこなせるように。
私がやったのは6種類の運動を組み合わせた3分プランクと、追加で下半身痩8分のものです。
毎日きちんとやることにはこだわらず、1週間にどちらかを最低5回はやろうというのが基本。二、三日休んでも、翌日は2回やるとか、別の運動をやるとか、何とか三日坊主にならないように自分を引っ張ります。
頑張った結果として、なんと!一時期履けなかったジーパンがはけるようになったではありませんか。
確実に成果が出ている。このジーンズが履ける状態をキープしなければならない。これを自分の目標にして、苦痛ながら何とか続けています。
で、自分が基準にしているユニクロのジーンズは比較的楽にはけるようになったのですが、もう1本の海外メーカーもジーンズは難関です。痩せている時に購入したのに、その時にもかなりギリギリだった気がする。
でもとにかく履いてみたんです。数日前に。
ベルト通しをぐいぐい引っ張って、糸をミシミシ言わせながらではありますが、何とか腰まで引き上げることは出来ました。でもボタンが閉まらない。
豆知識ですが、ウエストがきつい時は、仰向けで寝るとボタンが留まりやすくなります。
そこで治療ベッドの上で上向きに寝て、お尻をちょっと持ち上げて必死にボタンを引っ張ります。留まりました。成功です。
立ち上がると骨盤がものすごく固定されています。股関節ロボット化。でもとにかく履けた。
私は調子に乗って、先日購入したちょっと踵の高い靴を履いて散歩に出てみることにしました。
新しい靴を試すつもりでした。
で少し歩いていると足が、めちゃめちゃ怠く、痛くなってきたんです。
停まると症状はおさまります。でもまた歩き出すとすねの辺りが痛みます。
確かに最近私はヒールのない靴しか履いていません。OL時代は多少のヒールがあるパンプスも履きこなしていたのに、この道に入ってもうすぐ20年、スニーカーなどのぺったんこ靴しか履いていなかった。でもこんなに踵が広くて歩きやすい靴だったら大丈夫だろうと思って購入を決意したんです。
でも足が痛い。せっかく買ったのに無理かもしれない。
諦めかけた時にある考えが浮かびました。
ちょっと待ってよ。停まっていれば痛くない。靴のせいなら、静止していても脱がなければ痛いはず。この症状は、もしかして間欠性跛行?
ヒールのせいではなくて、このジーンズで鼠蹊部が圧迫されて血流障害を起こしている?
要するに血行不良性の間欠性跛行を起こしていたんです。
間欠性跛行とは?
少し歩くと足が痛かったりだるかったりで歩き続けることができなくなるが、休憩するとまた歩けるようになる。
これが間欠性跛行の典型的な症状です。
代表的な原因疾患は、脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症。
脊柱管狭窄症では、背骨の狭い隙間部分で神経が圧迫されることで脚の症状が出現します。
末梢神経は主に背骨の後ろ側から出ているので、背中を丸めて背骨の隙間を広げてやると神経の圧迫が軽減し、脚の症状も消失または軽減します。自転車などの前傾姿勢では症状が出ないと言われています。
もう一つの原因、動脈の血流障害によるものが閉塞性動脈硬化症。
脚に栄養を送る大きな動脈が、動脈硬化などで狭くなり、血流が減少するため、運動すると脚が酸欠になり怠痛くなります。
で、私が起こしたのはジーンズ性間欠性跛行。きついジーンズが鼠蹊部の血流を圧迫したことにより起きたものでした。
要するに、あのジーンズを履くためには、まだまだダイエットを頑張らなければいけないということです。
季節は食欲の秋から冬。気温の低下が食欲を増進することは医学的にも証明されているのですが、全国のダイエット中の皆様、一緒に頑張りましょう。
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