ダイエットの心得 4
- 尾名高 典子
- 2019年7月17日
- 読了時間: 5分
ダイエットに成功するのは、沢山我慢した人ではなく、自分を変えることができた人だと私は思っています。
我慢は誰だってつらい。でも、チャレンジは心地よい。それがダイエットの秘訣です。
私も以前ダイエットに挑みましたが、「痩せなきゃ」ではなく、「ダイエットしてみちゃう?試しちゃう?」そんな感じでした。
まずは色々と参考になるものを読んでみました。話題になったダイエットの本。ネットの記事。もちろん、それなりに参考になるものはありますが、ダイエット成功のための決定的なものなどあるはずがありません。
ダイエット法と言われるものは、一時的なダイエットに向いていて、短期目標達成にはいいと思うんですが、一生続けられそうなものは滅多にありません。
ダイエットの成功=生活習慣の改善
「続けられる」は、「生活習慣を変える」ということです。苦痛や我慢は続きません。
リンゴやキャベツや寒天、あるいはサプリメントで食事の代用をするのも、GI値の低い食品を選んで食べるのも、習慣になってしまえば続けられる可能性はありますが、一度飽きてしまったら、止めた途端に元に戻るでしょう。
それはライ○ップなどのジムも同じです。
ライ○ップが結果にコミットするのは、入会した全ての人ではなく、トレーナーとマンツーマンで運動して、食事制限を頑張った人だけです。
でも、きつい運動を頑張って食事制限すれば痩せて当然ですよね。痩せない方がおかしいんです。本当は自分でもできます。
ではなぜ、みんな高いお金を払ってわざわざ行くのでしょうか?
あの会社が凄いノウハウを持っているから? そう思っている人も多いのかもしれませんが、一番重要なのはそこではなく、高いお金を払っているので、勿体ないから休まないし、食事制限も頑張るからだと私は思います。
一定期間通った結果、運動が習慣になるのは理想ですが、大部分の人は通い続けられません。と言うか、ジムが続くような人は元々痩せてるのでは?とも思いますよね。
大事なのは、意志の強さで勝負しないこと
意志の弱い自分でも出来そう。一生続けることも可能と思えるような生活習慣が、もっとも自分に合った方法です。
痩せる以前に、明らかに太るような行動を見直す
当時の私は朝食に甘いデニッシュを食べていましたが、それをリンゴやバナナなどの果物とヨーグルトなどに変えました。これはデニッシュが食べやすく、習慣になっていただけなので、変えても全然平気でした。
白米を玄米にかえる。白米よりも、玄米の方が確実に栄養価が高くて健康的なことがわかっているのに、なぜ白米を食べているのだろうと思ったから。
おかげで、お通じが目に見えてよくなりました。劇的な変化で、お腹ぽっこり改善に貢献。玄米を炊くために購入した圧力鍋のおかげで、料理に対する意欲も上がり、一石三鳥です
。
冬は、夕飯は鍋にして、野菜やお豆腐などを多めにとり、ご飯(炭水化物)は摂らない様にしました。以前は、お腹がいっぱいでも、食事の時はご飯を食べるものと思って食べていましたが、「白ご飯、抜いてみちゃう」と思って食べないのは、かえって楽でした。
我慢しようと思うとつらいけど、どんな食事にすれば、夕飯は炭水化物を抜けるかな?と考えてメニューを組めば簡単です。
炭水化物は悪者?
でも、過剰に炭水化物は太るからやめようと考える必要はありません。
だって日本人は外国人と比べて痩せていて長寿でしょう?
昔の食事は、炭水化物が7-8割を占めていたそうです。何も常に栄養バランスよく、三十品目食べる必要はありません。だって、人によっても、季節によっても、必要な栄養なんて変化するし、百歳のおばあちゃん達が、三十品目食べていたとは思えません。
なので、帰りが遅くて、夕飯は、ついお弁当などを買ってきて済ませてしまうといった患者さんには、お昼をちゃんと食べているなら、夕飯は美味しいお茶漬けを食べよう。と言っています。
コンビニやスーパーのお弁当は、味も濃いし、揚げ物や炒め物が多く、カロリーが高い。
だからといって何も食べないと、代わりにお菓子などを食べてしまい、高カロリー、高糖質、高脂質、低蛋白、ビタミンやミネラル不足で何も良い事がありません。
その点、美味しいお茶漬けは、時間のあるときにご飯を炊いて、冷凍しておき、それをチンすればいいから簡単。
美味しいお漬物や、鮭のフレークや明太子、梅干し。夏場は塩分の補給にもなるし、冬場は塩分控えめのものを探せばいい。
お漬物は一度に食べきらないので経済的だし、何よりも美味しいから満足感があります。お弁当よりも確実に低カロリーです。
運動は歩くのが簡単で続けやすい
運動は、気が向けばジムに行くのも良いし、ダンスや格闘技でストレスを発散するのも良いですよね。ストレスはダイエットの大敵です。
でも私がお勧めするのは、歩くこと。一人で出来るし、お金もかからず、時間も選びません。
朝は無理でも、帰りは二駅前に降りて歩くとか、徒歩30分以内の場所は歩くと決めるとか、とにかく歩けそうな機会を見つけては歩く。
歩くのは、足腰や心肺機能の強化など健康に良いだけでなく、机に座っているより頭の働きが良くなってアイディアが湧いてきたり、考えが整理できたり、気分転換になったりと良い事ばかり。
疲れ切った仕事の後に歩きたくないと思うかもしれませんが、実は歩いた方が全身の血流が改善する事で疲労物質の除去が進み、疲れは改善します。ぜひ試してみてください。

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