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尾名高 典子

原因不明の体調不良 2 膠原病 

前回の記事で、膠原病と内分泌疾患について簡単に書きましたが、もう少し具体的な症状をまずは膠原病から紹介したいと思います。


特に膠原病は、関節の破壊や内臓に病態が及んでしまった場合、壊れた組織を再生することはできません。

早期発見、早期治療が何よりも重要です。


膠原病の中心的な症状は、発熱、皮膚症状、関節炎


ですが、皆さんがよくご存知の関節の痛みなどの特徴的なものだけではなく、


だるさ、紅斑と呼ばれる蕁麻疹のような発疹

など、一見すると「疲れてるから抵抗力が落ちてるのかな」「忙しくて体力がなくなったかな」と感じさせるような症状を呈することもあります。


その他に

指先が白くなるレイノー現象。

筋肉に力が入りにくい四肢の脱力、視覚や聴力の障害

涙や唾液などが減少したり、脱毛を起こすものも。

血管や神経、内臓に病変が及ぶものでは、肺や心臓、腎臓などの各臓器に障害を起こし、めまいや頭痛、息切れ、動悸などに始まり、脳梗塞、心筋梗塞、間質性肺炎など、重篤な事態を招くことさえあります。


ここでは症状の一部をまとめてみました。

ご自分に当てはまる症状があれば、別の公式医療サイトで詳しい解説をお読みください。


これらの症状に当てはまるからといって、過剰な心配をする必要はありません。

多くの症状は、一時的な体調不良や、風邪などの軽い感染症でも起こり得るものばかりです。

但し、上にもあるように、関節の痛みと長期間の発熱、原因不明の発疹が揃った場合には、膠原病専門医の診断を受けることをお勧めします。


もし膠原病だとわかっても、現在は様々な治療薬も開発され、早期に治療を始めれば、うまく付き合っていける病気になりつつあります。

特にストレスが憎悪因子となりますので、なんとかストレスを減らし、休養を取ることが第一です。








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